2009年10月04日

尚、建物内の温度管理に関しては

断熱
尚、建物内の温度管理に関しては、外部からの熱の流入・若しくは外部への熱漏出を防止する事で、これら温度維持に使用されているエネルギーの消費を抑える事が可能である。古くより断熱材を多用する事でこの効果がある事は知られていたが、近年では安価で高性能な断熱材も増えた事から、建物建設などに積極的に利用する動きも見られる。特に近年の密閉性が高い現代建築様式では、断熱材利用による温度維持効率の向上は著しい。

ヒートポンプ
近年、ヒートポンプの高効率化によって、エアコンの省エネ化がすすんでいる。 また、エコキュート、ヒートポンプ給湯機、ヒートポンプ式温水床暖房、ヒートポンプ式温水融雪機、ヒートポンプ式洗濯乾燥機、ヒートポンプ自動販売機、高効率ヒートポンプエアコンなどヒートポンプ技術を活かした省エネ製品が続々と誕生している。

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コジェネレーションシステム
発電時に出る排熱を使ってお湯を沸かす等して、総合効率を高めるシステム。大規模工場等で採用されてきたが、近年、ガスエンジンコジェネレーション「エコウィル」や、燃料電池「エネファーム」など、家庭向けのコジェネレーションシステムも登場した。

機器の交換
省エネ機器への買い換えによる省エネの達成。トップランナー制度の導入により、技術向上が著しい。

2009年09月27日

近代以前の日本における教科書

近代以前の日本における教科書(きんだいいぜんのにほんにおけるきょうかしょ)では、明治の学校制度確立以前の日本の教科書(学習教材)の歴史について解説する。

『古事記』・『日本書紀』によれば、王仁が『論語』・『千字文』を伝えて応神天皇の皇子に教えたとされているが、真偽は不明である。また、大化改新直前に中臣鎌足が僧旻より『周易』を習い、更に中大兄皇子を誘って南淵請安の塾に通ったとされている。
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日本最初の本格的な教育機関は律令制における大学寮であるとされているが、学令によればその本科(後の明経道)においては、儒教のうちの『論語』と『孝経』を必修とし、『周易』、『尚書』、『周礼』、『儀礼』、『礼記』、『毛詩』、『春秋左氏伝』の7経のうち、『礼記』・『春秋左氏伝』を大経、『毛詩』・『周礼』・『儀礼』を中経、『周易』・『尚書』を小経としてその組み合わせで先行する経典を定めた。なお、用いる経典の注釈書についても『周易』は鄭玄・王弼、『尚書』・『孝経』は孔安国・鄭玄、『周礼』・『儀礼』・『礼記』・『毛詩』は鄭玄、『春秋左氏伝』は服虔・杜預、『論語』は鄭玄・何晏のものと定められていた。なお、『春秋公羊伝』と『春秋穀梁伝』は、宝亀7年(776年)に唐から帰国した伊与部家守(伊予部宅守)が両書の解釈を伝え、延暦17年(798年)に小経に追加された。また、貞観2年(860年)には『孝経』の注釈書が大春日雄継の進言にて唐の玄宗御製の注釈書である『御注孝経(開元始注)』を採用する(ただし、孔安国については学習を妨げない)とした。

2009年09月17日

憲法の解釈と改正

成文法源は、慣習法と異なり、明確であり安定的であるという特長を有するが、そのために、歴史の変遷による事情の変更に、当然についていくわけではないという短所を有する。このため、成文法源については、法規範と現実の間隙を埋める作業が必要となる。それには、解釈と改正の二つの手法がある。解釈は、裁判官その他の法律家が、拡大解釈・縮小解釈・反対解釈・類推解釈などの方法を用いることにより、成文法源の意味内容を実質的に変更して、成文法源を現実に適合させることである。これに対し、改正は、改正されるべき法源の制定手続を経ること(つまり、アクトゥス・コントラーリウスを制定すること)によって、旧い法源を改廃することである。
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解釈は、事案の内容に適した形で臨機応変に行えるという長所を有するが、民主的正統性に問題がある。これに対し、改正は、正規の手続を経るために民主的正統性を完備するが、複雑な手続を必要とするために迂遠である(そのため、改正が必要でも抛っておかれることが多い。このため、解釈が必要となる)。

憲法に解釈が必要なのは、時代の要請に応えるためという理由のほか、憲法の欠缺を埋め、また、憲法の規定を事案に沿って具体化するという理由からである。

2009年09月03日

う蝕原性菌は

う蝕原性菌は、食品の特に糖質から乳酸などの酸を産生する。歯垢の中に酸が大量に産生されると、口腔内のpH(水素イオン指数)が酸性に傾き、歯の表面のエナメル質を溶かしはじめる。これを脱灰と言う。唾液の作用によって数十分すると、今度はアルカリ性に戻り溶けた歯が補修される。これを再石灰化と呼ぶ。酸性に傾き、アルカリ性に戻る状態をグラフ上の曲線で表したものをステファン・カーブと呼ぶ。

糖質には砂糖やデンプンなど様々な種類がある。酸産生能は糖質の種類によって異なり、砂糖の主成分であるスクロースが最も高く、キシリトールは低い。こうした様々な条件によって歯が脱灰する。この進行の最も重要な因子は、「量」でなく「頻度」である 。一度に大量に摂取することによる脱灰よりも、頻回に脱灰され続けた方が、う蝕が進むとされている。口腔内のpHが低下すると、約30分間エナメル質は脱灰され続ける。また、多量の糖質を摂取することでpHの低下の仕方や脱灰される時間の長さが変わることが知られている。砂糖を溶かした水溶液では砂糖が10%の濃度となるまでこうしたpHや時間が変化する。

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エナメル質が溶けはじめた最初期の段階では、エナメル質に抵抗性があることや、歯が再石灰化するため、エナメル質表層は溶けず、その下から溶け始める。これをエナメル質の表層下脱灰といい、この段階を初期う蝕という。この段階では、まだ、再石灰化により、歯が元に戻る可能性がある。

2009年08月19日

中継電話

中継電話(ちゅうけいでんわ)は、他の電気通信事業者の電話回線間の中継回線を加入者に提供し、通話を行った際の料金を加入者に請求する電気通信役務である。

一般的認知としては、1987年に日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)と旧DDI(現KDDI)、旧日本高速通信(現KDDI)によって開始された市外通話の中継電話が代表格と言えるが、過去に旧KDD(現KDDI)が独占し、1986年から新規参入事業者が登場した国際電話も中継電話の一種であるとも言える。

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1987年当時は、料金が経由する事業者ごとに積算され、それを中継事業者が加入者から徴収する方式であった。そのため、中継電話会社の接続点のある地域(東京23区や大阪市など全国の主要都市)の間では、従来のNTTのみの利用よりも安い通話料金で利用することができたが、接続点から遠い地域では、料金の低減効果が無い、あるいはNTTの方が安い場合もあった。また、発信元と着信先の市外局番から最も安い電話会社を選ぶ自動回線選択装置(LCR、ACRなどと称し、電話回線に取り付ける単体の装置のほか市販の電話機にも組み込まれた)の取り付け競争、東京⇔大阪間など主要都市間の通話料を引き合いに出したNTT料金との比較広告も行われていた。中継電話会社の接続点設置地域は徐々に拡大されていった。

2009年08月07日

江戸では金貨が流通する

江戸では金貨が流通する「金遣い(きんづかい)」であったのに対して、上方(大坂)では主として銀貨が流通する「銀遣い(ぎんづかい)」であった。江戸と上方を中心とする交易上の理由と、金貨・銭貨(計数貨幣)と銀貨(秤量貨幣)の特徴の違いから、日常的に三貨の間で両替商による両替が必要であった。御定相場として金1両=銀50匁=永1貫文=鐚4貫文(4,000文)(1609年制定、1700年には金1両=銀60匁=銭4貫文に改定)と定められたが、実際には変動相場制で取引され高度な経済活動が行われていた。後に幕府は南鐐二朱銀を発行して金銀の換算率の統一を図って一定の成果を収めた。幕府貨幣の三貨の他に米も貨幣として流通し、大名領国では藩札と呼ばれる紙幣も発行されていた(一部には銅銭・鉄銭などの銭貨形式で発行されたものもある)。更に多額の金銭の輸送のリスクを避けるために為替のシステムが発達する事になる。

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だが、経済の拡大に伴い通貨の流通不足と幕府財政の悪化が深刻化した。このため江戸幕府では度々金銀貨の改鋳が行われた。元禄・宝永(小判1回、丁銀4回[3])・正徳・享保(小判のみ[4])・元文・明和(五匁銀、南鐐二朱判)・文政・天保・嘉永(一朱銀のみ)・安政・万延(小判のみ)の計14回(ただし、一方のみの改鋳もあるので、実際には小判9回、丁銀10回となる)にもわたる改鋳が行われた。

2009年07月28日

仏に結婚を誓う様式

仏に結婚を誓う様式。1892年に浄土真宗本願寺派の藤井宣正が東京白蓮社会堂に挙げた結婚式が最初といわれている。菩提寺の本堂にて行なう場合が多いが、本尊を安置して公民館や、家庭でも挙式は可能である。具体的な式順は宗派によって多少の違いがあるが、住職(司婚者)と参列者一同が、本尊に結婚を奉告し、住職から終生仏教徒として守るべき事柄について諭しを受け、記念の念珠を拝受、互いに敬愛を誓いあう誓紙に署名した後、三三九度の杯を交わすのが大筋である。ほぼ仏教関係者に限られており、一般的にはほとんど行われていない。仏式の結婚式があまり浸透してこなかった理由としては、神道の結婚式がこれまで一般的で、仏教徒であっても日本人の宗教意識の中ではそれを違和感なく受け入れてきたことや、そもそも仏教が結婚をそれほど神聖視してこなかったことがあげられる。

日本で行われるいわゆる「キリスト教式結婚式」は、キリスト教徒の結婚式を模した結婚式である。すなわち本物の教会や聖堂でなく、結婚式のためだけにつくられた教会風の施設(宗教施設でなく集会場として登録されるいわゆる「結婚式教会」)において、特定の教会に所属しない者によって行われるケースが大多数である。また、様式としてもカトリックとプロテスタントを混同している場合も多い。但し、ロシア正教会の様式が参考にされているケースはない。
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現在の日本では、キリスト教徒は人口の1%程度であるが、信仰とは無関係に、キリスト教徒を模した挙式を望む人が非常に多い。マスコミなどがキリスト教形式の宣伝を繰り返し、一般的となっていることや、ウェディングドレス等がおしゃれで華やかという理由があるようである。このようなニーズを受けて、ホテルや結婚式場ではいわゆる 「キリスト教式結婚式」のプランが準備され行われている。

2009年07月13日

複数政党と諸団体による

複数政党と諸団体による「民主連合政府」を政権構想として掲げており、早期の単独政権は目指していない[7]。従来の見解では、民主連合政府は過渡的な政権で、「民族民主統一戦線の政府」によって「革命の政府」を樹立するのを最終目標としていた。しかし、2004年1月の綱領改定で、革命政府を目指すという部分を削除した。

党の準綱領的な方針である『自由と民主主義の宣言』では、「3つの自由」として、(1)生存の自由、(2)市民的政治的自由、(3)民族の自由を将来に渡って堅持することを公約している。特に、(2)市民的政治的自由では、旧社会主義諸国の否定的経験も踏まえ、議会制民主主義や三権分立の堅持と発展、言論・出版の自由やその他一切の表現の自由、信教の自由、学問の自由、団結権、人身の自由、文化の自由、芸術の自由の擁護、と発展、また少数民族、個人生活の自由の擁護や国定哲学の否定を謳っている。
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天皇制に関しては戦前の絶対主義的天皇制からの現憲法での根本的転換がなされたとして、また「護憲」の立場から憲法の条文どおりの象徴天皇制を容認している。ただし、天皇制自体については現在においても「世襲制は平等に反する」「封建制の遺物」と否定的であり、政権政党となった場合、国民の合意に基づき天皇制を廃止することも公約に掲げていた時期もある。しかしながら、あくまでも国民が決定することであって、政党が誘導する立場ではないという風にテーゼを転換したところである。

2009年06月30日

中華人民共和国での思想統制は建国前後にすでに

中華人民共和国での思想統制は建国前後にすでに始まっていたが、1960年代前半の中ソ論争により中華人民共和国国内で修正主義批判が盛んになったため、独自路線としての毛沢東思想がさらに強調されるようになっていった。
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1965年11月10日、姚文元は上海の新聞『文匯報』に「新編歴史劇『海瑞罷官』を評す」を発表し、毛沢東から批判された彭徳懐を暗に弁護した京劇『海瑞罷官』を批判して文壇における文革の端緒となった。

1966年5月北京大学構内に北京大学哲学科講師で党哲学科総支部書記の聶元梓以下10人を筆者とする党北京大学委員会の指導部を批判する内容の壁新聞が掲示されて以来、次第に文化大革命が始まった。

1966年5月16日の「通知」(5・16通知)や同年8月の中国共産党第8期中央委員会第11回全体会議(中共8期11中全会)での「中国共産党中央委員会のプロレタリア文化大革命についての決定」(16か条)で文化大革命の定義が明らかにされた。8期11中全会以後、中国共産党中央は麻痺し、陳伯達・江青らの文化革命小組が取って代わった。文化大革命について最もはっきり述べているのは1969年4月の第9回党大会における林彪の政治報告である。

2009年06月12日

患者が寝椅子などに横たわり、リラックスした状態で

患者が寝椅子などに横たわり、リラックスした状態で、何気なく心に浮かんできたあらゆることを言語化して語るように要求されるという方法の事。たとえば、窓の外の雲から空を連想し、空から水色が浮かび、といった連想を、患者が治療者に語るもの。
このような方法により、過去に抑圧された無意識の内容が表出され、現在の症状が解消するというのが、フロイトの考え方である。フロイトは当初、無意識を意識化する方法として、催眠を取り入れていたが、催眠の効果には個人差が大きく、またいったん症状が消失しても、後に再びもとの状態に戻ってしまうことを経験したので、フロイトは自由連想法を考案した。現在の精神分析では、対面による対話においても自由連想法と類似の効果があると考えられるようになったため、寝椅子を用いた自由連想法が使われることは少なくなっている。

精神分析的治療においては、抑圧された葛藤に対する解釈を行い洞察が得られた後にも、なお解釈に対抗する抵抗が反復して現れる。その抵抗を克服し完全な洞察に至るために、解釈と洞察を徹底的に繰り返して抵抗を一つ一つ排除していく過程のことを徹底操作という。徹底操作の目標は、洞察を一層効果的にすることであり、クライエントの本能衝動の形と目標を変えることによって、クライエントにとっても意味深い永続的な変化をもたらすことである。徹底操作は分析過程において最も重要な部分の一つで、クライエント自身の自己分析が主体となる。
ハンドボール
ジーンズ
衛星
フラダンス
白地図
計算化学
茶道
フットバッグ
年金
船舶工学
免疫学
フードテーマパーク
生活習慣病
映画史
スクエアダンス
化学工学
ストリートダンス
地球
人形劇
生態系

クライアントに自らを語らせ、治療者はただそれを誠実に聴くことに徹する。これによって、それを行なう前にクライアントが持っていた症状が取り除かれていくことから、フロイトは除反応(Abreaktion)と呼んだ。自由連想法の発展したかたちとも理解され、お話し療法とも呼んだ。フロイトと同時代では、非常に似た方法をブロイアー(Josef Breuer)が用いてカタルシス療法と呼んでいる。
一見、「話を聞いてやる」というのは極めて原初的な施術であり、それゆえに「あれは医療ではない」と批判する専門家も多い。しかし、近年PTSDやASDの治療として、新薬の投与などよりも効果があるとして再評価が高まっており、ナラティブセラピーとして体系化されたりしている。